不良姿勢どれかに当てはまりますか?(ケンダルの姿勢分類)
前回あげた投稿の続きになりますが、
良い姿勢(理想の姿勢)があると言うことは、
それとは逆に、不良姿勢も存在します。
今回は代表的な4つの不良姿勢をご説明します!
この姿勢、私かも!と思った方は要注意!!!
では、説明していきます!
①カイホロードシス(骨盤前傾「反り腰」・胸椎後弯「過度な猫背」)
どんな人がなりやすいか?
・妊婦や経産婦
・肥満
・腹筋の筋力低下
・踵が高い靴を愛用される方(ハイヒールなど)
前方に重心が長時間生じやすい方がなりやすい。
〜硬くなりやすい筋肉〜
・頚部伸筋群・前鋸筋・大、小胸筋・肩甲挙筋・腸腰筋
・僧帽筋上部・大腿筋膜張筋・大腿直筋・腰部脊柱起立筋
〜筋力低下が起きている筋肉〜
・脊柱起立筋上部・大臀筋・ハムストリングス・僧帽筋上部
・菱形筋・腹筋(腹斜筋、腹横筋、腹直筋)
・頚部屈筋群・僧帽筋中下部
②ロードシス(骨盤前傾「反り腰」)
どんな人に多いか?
カイホロードシスと同じ➕走ることが多い人に多い。
〜硬くなりやすい筋肉〜
・腰部脊柱起立筋・股関節屈筋群
〜筋力低下が起きている筋肉〜
・腹部筋群・ハムストリングス
③スウェイバック(骨盤後傾「骨盤が丸々」・腰椎平坦「腰が真っ直ぐ」・過度な胸椎の後弯・下部体幹前方変位)
骨盤が前方に移動し、腰椎(下部背骨)が後方にカーブすることで、
全体的に体が「反った状態」
どんな人に多いか?
・デスクワークや運転手の座る時間が長い方
・高齢者で筋力低下(姿勢保持を関節で行う方)
・骨盤後傾位での姿勢が楽な方(例:あぐらをかく。背もたれに浅く座る。)
〜硬くなりやすい筋肉〜
・ハムストリングス・内腹斜筋
〜筋力低下が起きている筋肉〜
・頚部深部屈筋群・外腹斜筋・上背部筋群
・大臀筋・大腿四頭筋
④フラットバック(骨盤後傾・骨盤前方変位・胸椎上部屈曲・胸椎下部平坦・腰椎平坦)
どんな方に多いか?
・スウェイバック➕
・座っている時・立っている時に前かがみの姿勢が長時間持続している。
・身長の高い痩せ型に多い
〜硬くなりやすい筋肉〜
・ハムストリングス・腹筋群
〜筋力低下が起きている筋肉〜
・股関節屈筋群
の以上4つになります。
また、姿勢の判断が難しい方は、
体を壁に付けて踵が壁から5㎝ほど離した姿勢から、
腰元に手が入らなければ、骨盤後傾。
手が丁度入れば正常。
かなり余裕がある状態は骨盤前傾(反り腰)。
となります。
ぜひ試してみて下さい。